私、あっぱれさんま大先生を観てて思いました。
「言語」における男女の不平等について考えました。
「ブス」っていう言葉って圧倒的すぎる。
だって、日本全国、老若男女に通じるだろうくらいポピュラーな上に、喧嘩とか捨て台詞で使ったならば、さらりとクールで大きな打撃が与えられるから。
ものすごい説得力で相手を言い負かしたとしても、帰り際にぼそっと、「ブス...。」って言われたら、「はい、負け。」
奴の逆転ホームラン!!って感じするもの。
しかも、その一言にカチンと来て、追いかけたりするのって、
本当に頭悪そうだから、どうにもできない。言われっぱなしなわけ。
ただ1つだけ、フィフティーフィフティーになれる方法を私は知ってるけど。
高校2年の時のアクの強い友人が言っていた切り返し。
当時その子のこと特別すごいなんて思ってなかったけど、それを聞いたとき、ついついちょっと賢いかも、と思ってしまった切り返し。
「あんたもね。」、がそれだ。
「ブス」と言われたら、すばやくこの言葉で返そう。冷静に!!
言われたのと同じだけの打撃があるに違いない。
たとえ相手が美人さんであっても、あまりのすばやさにちょっと戸惑うはずなのだ。
私は使ったことないけど、意地悪な人に「ブス」って言われたら、
いつかこれで返してやろうと、たまに思ったりする。
しかし、問題がある。これがその、男女の不平等に繋がるのだ。
「あんたもね。」これは、女子同士でしか有効ではない、のだ。 
だって、「ブス」という言葉って、器量の悪い女性の事をさしているのだもの。
代わりに「ブス」に対抗する一言をそのまま男子に、と思うと、同等の言葉がない!

”ブおとこ”⇒ 響きがなんか、言ってるこっちがダサい。
”ゲスい”⇒ 万人に通じなそう。しかも、品のない女子になってしまう。
”かっこ悪い”⇒ 長すぎ。っていうか、「かっこいい」の反対語であって、
           「ブス」に対抗するものじゃない。 

と、考えて、やっぱりないのです。男子に対する「ブス」級の言葉が。
それって不平等じゃないのか?!
男のブスも、女のブスも、平等に扱おうじゃないの?
そんな事だから、さんま大先生の子供達の喧嘩は、中途半端じゃないのか?
女子は「ブス」と言われっぱなしでいいのか?!
是が非でも、男子に対する「ブス」級の単語を見つけよう。
あわよくば捏造しよう。そんなことを考えました。